旅の絵日記:2018年イタリア、スロヴェニア、クロアチア 10

10.十日目(9月23日(日))、ミロゴイ墓地、ポストイナ鍾乳洞、洞窟城、チヴィッダーレ・デル・フリウリ

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十日目旅程:ミロゴイ墓地(ザグレブ)→ポストイナ鍾乳洞→洞窟城→チヴィッダーレ・デル・フリウリ

ミロゴイ墓地

 8時45分ホテル出発。8時55分ミロゴイ墓地に着く。19世紀に造られたヨーロッパで最も美しい墓地の一つと言われる。入り口正面の教会ではミサが行われていた。これを中心に左右に墓所のある立派な回廊が伸びている。その内部にはこんもりとした緑豊かな木立の中に広大な墓地が広がる。墓の立派なのに驚く。9時50分出発。

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正面入り口                    回廊               回廊と緑豊かな墓地

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ザグレブ、ミロゴイ墓地、聖堂」 F0 水彩

ポストイナ鍾乳洞

 11時、国境を越えてスロヴェニアに入る。12時20分、ポストイナ鍾乳洞に着く。ヨーロッパ最大の鍾乳洞で長さ27km。トロッコで2kmを疾走し、下車後約1.8kmのハイライト部分を日本語のオーディオガイドを聞きながら歩く。足場の悪いところもあり、足元に気を付けながら歩くのは結構疲れる。鍾乳石は洞窟の高さや広さによって色や形を微妙に変化させ見飽きない。絵の右手2番目の鍾乳石は表面がつるつるで白く「ブリリアント」と呼ばれているようだ。15時出発。

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ポストイナ鍾乳洞」 F0 水彩

洞窟城

15時25分着。ポストイナ鍾乳洞から9kmのところにある。高さ123mもの切り立った断崖絶壁の洞窟に抱かれるようにたたずむ。この場所に初めて城が建てられたのは12世紀頃のようだが、増改築が繰り返され、現在の姿は16世紀のもの。内部は岩がむき出しの部分も多い。城の背後には全長13km以上の洞窟が隠されており、いざという時の脱出路、補給路として活用され、難攻不落を誇った。湿気が多く居住に快適ではなかったようだ。城主居室の壁掛けの裏には脱出用の抜け穴がある。城近くの博物館前にあった木彫りの兵士の彫刻は面白かった。16時50分出発。17時28分国境を越えイタリアに入る。

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「洞窟城」 F0 水彩                        玄関ホール吹き抜けに面した3階廊下
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城主家族居室             城主居室。壁掛け裏に抜け穴。         右手はむき出しの岩
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洞窟へ渡る橋                 洞窟内部              近くの博物館前の彫刻

チヴィッダーレ・デル・フリウリ

 紀元前50年にこの地の総督だったユリウス・カエサルによって建設され、古くは「カエサルのフォルム(広場)」を意味するフォルム・ジュリと呼ばれた。市庁舎の前にカエサルの像が立つ。中世にはこの地方の政治的中心都市の一つであった。当時のランゴバルド王国の遺した遺跡は世界遺産に登録されている。

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旧市街                    悪魔橋              壁を飾るレリーフの石板

 ナティゾーネ川に架かる悪魔橋を渡ると旧市街。橋が出来上がった際に、悪魔が一番初めにこの橋を渡った人の魂を変えてしまったという伝説がある。橋を渡ってすぐ右手の道に入り、世界遺産サンタ・マリア・インヴァッレ(通称ロンバルド寺院)へ行こうとしたが時間が遅く閉まっていて残念。中世前期から中期の繁栄期の建築で、13世紀の作とされるスタッコが非常に見事と言われる。石積みの町並みはなかなか趣がある。壁に飾られたレリーフもなかなか面白い。川の縁にあるロンバルド寺院の裏口まで行ったがやはり閉まっている。

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ロンバルド寺院入口?             石積みの町並み          ロンバルド寺院への通路

 街の中心へ戻ると博物館の隣にプレトーリオ宮殿がある。1565-1605年の建築で有名な建築家パラッディオがかかわったという。博物館から西に進むと大聖堂と市庁舎が道を挟んで並んで立っている。市庁舎は1545-1588年の建築。柱のある中庭部分は1-2世紀にローマ人が築いた丸屋根を利用したもので、1790年以降カフェ・サンマルコとして老舗カフェになっている。

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プレトーリオ宮殿                大聖堂                     市庁舎

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「チヴィダーレ・デル・フリウリ、市庁舎」 F0 水彩

ウディーネ

 19時17分、ウディーネのアンバサダー・パレス・ホテルにチェックイン。ホテルで夕食。

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パン(グリッシーニ)             生ハム、メロン            スモーク・サーモン
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スープ                スパゲッティ・ボンゴレ              ビーフステーキ

 

(つづく)