2.二日目(8月20日(土))
朝食を済ませ、8時55分ホテル出発。午後から雨の予報なので今日は屋内の作品を回る予定。大沢山トンネルを抜けて妻有に入り、津南を目指して国道117を走る。
津南エリア
9時35分、苗場酒造玄関前検温所で検温。寄り道してひまわり広場の駐車場に着く。2003年に来た時に小さかった孫たちとかき氷を食べたのを思い出す。10時出発。
10時40分、旧津南小学校大赤沢分校に着く。M074フロギストン:山本浩二、2022年:秋山郷で採取された樹木やその写真を素材に「恵みの山」を再現。炭の造形を同じ樹木の台座に展示している。樹木の木肌の美しさに感動する。M081Light bookー北越雪譜ー:松尾高弘、2022年:鈴木牧之の「北越雪譜」から、越後妻有にまつわる文章と挿絵を抜粋。光が投影された頁をめくると、次々に光の図柄が浮かび上がり、物語の光景が現実空間に再構築される。暗くて写真をうまく撮れなかった。2階の講堂が秋山生活芸術再生館になっている。秋田から来て住み着いたという秋山郷のマタギ狩猟映像が上映されていた。近くの木工豆腐の味噌漬けを買う。少し雨がパラパラしだした。11時25分出発。
山道をたどり、途中牧場跡などを経て津南の南端に出る。
12時30分旧上郷中学校、上郷グローブ座に着く。新作はM064上郷グローブ座レストラン「北越雪譜」:EAT & ART TARO、2022年:食事しながら演劇を見るということのようだが時間がないのでパス。M053Untitled project for EchigoーTsumari:パオラ・ピヴィ(伊/米)、2015年:校舎に掛けられた巨大な梯子。12時45分出発。
津南観光物産館の食堂で昼食を摂ろうとしたが待ち行列が5番目なので諦める。美也子は入り口脇に店を出していた燕三条の金物をいろいろ買う。
苗場酒造:M073 Invisible Grove~不可視の杜~:早崎真奈美、2022年:菌や植物などの顕微鏡イメージを拡大し、紙から切り出してオブジェを作成する。これをテグスで吊っていくことで平面でありながら立体的に空間を浮遊する。
津南中等教育学校の会場に着く。M072農具は楽器だ!:丘淳+音楽水車プロジェクト、2022年:地元から譲り受けた農具を楽器に変えて、かっての使用方法を踏襲した音色を奏でる。
国道117を戻って十日町へ向かう。コンビニでパン、お握りを買って車中で昼食。
十日町エリア
14時35分、伊達の駐車場に着く。T418皓雪冽白~漉き込む十日町の記憶~:Doobu+立命館大産業社会学部水野聡ゼミ、2022年:天井から和紙を3面に垂らし、床の鏡の池に写り込ませている。大部のアンケートを頼まれ時間を取る。いかにも大学の研究室らしい。美也子は地元産のナス3個頂く。14時50分出発。
13時10分、旧真田小学校に着く。T173鉢&田島征三絵本と木の実の美術館:田島征三、2009,2022年:5月に来た時からずいぶん新しい作品が増えている。作者のバイタリティに感心する。T444いのちのケハイ~とわちゃんとシナイモツゴの物語:かって里山に暮らしていたが、近代化によって姿を消してしまった生き物たちが戻って来る場所として制作したビオトーブに生きる希少種にフォーカスを当てた作品。15時50分出発。
15時52分、吉田の駐車場に着く。雨の中歩いて会場へ。T425ビルズクラウド:栗真由美、2022年:越後妻有地域の建物を模した、小さなライトボックスの群れが吊り下げられ、生活の息づきと記憶とが、暗闇の中に浮かび上がる。16時5分出発。
16時40分、新座の駐車場に着く。作品まで少し歩く。T408新しい椅子で過ごす日々に向けてのいくつかの覚書(仮):中崎透、2022年:よく分からない。16時50分出発。
大沢山トンネルを抜けて南魚沼に出、石打ユングパルナス泊。いろいろの温泉があるのが自慢のようだ。料理は新潟和牛の鉄板焼きが美味しかった。写真のほかに玉子豆腐素麺があった。
(つづく)