10.十日目(10月20日(日)、パヴィア修道院

美也子は相変わらず腹具合が悪い。朝食を済ませ8時55分出発。A12/E80、A7/E62、A53/A7、A54、SS35経由でパヴィア修道院を目指す。



パヴィア修道院
ミラノ南方30kmに位置する。前期ロンバルディア・ゴシック様式芸術の最大傑作として知られる。ヴィスコンティ家の霊廟として1396年に建築が開始された。建築は2期に分かれる。前半の1453~81年、回廊やアーチ、小ドームは主にジュニフォルテ・ソラーリの設計。後半の1481~99年、ルネッサンスを代表する建築家の一人ジョヴァンニ・アントニオ・アマデオに引き継がれ1507年に完成した。ファサードだけは後から付け加えられ18世紀に完成した。
ナポレオン軍の侵攻によりダメージを受けた修道院は1810年から一時閉鎖されたが1866年に再建され、現在も修道活動が続けられている。
参道を進むと入り口の門に到る。門の上部にはフレスコ画が描かれなかなかの門。門をくぐると広い前庭があり、正面に教会、両側に修道院、作業所などが取り囲んでいる。正面の道は真っ直ぐ教会の正面入り口に通じている。あいにくの霧で鮮明に見えないのが残念だが、教会はロンバルディア・ゴシック建築の代表的建物だけあってさすがに見事なもの。


左手の脇道を進んだが水彩スケッチはこちらからの教会を描いた。教会内部は写真撮影禁止。群青色の天井で”青の修道院”と呼ばれている。
外へ出て側面を見るとレンガで仕上げられており、ファサードだけ18世紀に追加されたことが良く分かる。


教会の入り口から見ると前庭を取り囲む修道院の建物が良く分かる。左手のルネッサンス様式の建物の端にある入り口から入り廊下を進むと大回廊に出る。120m×100mという広大なもので広い芝生の中庭を取り囲んでおり、僧房の入り口が並んでいる。






前庭に戻り作業所を見る。古い圧搾器が据えられていたが現在も使っているのかどうかは分からない。
教会に続く形で小回廊がある。こじんまりした中庭だがよく整備されている。一面は教会の外壁に続いているので教会の側面やファサードの裏側が見える。小回廊はフレスコ画で飾られている。






修道院の門の外は濠が巡らされている。参道の途中の広場では野外市が出ていた。
パヴィアの町に寄ったが駐車場がうまく見つからず結局素通りし、SS35、SP30、A7/E62、A1、A51経由でミラノ、レナート空港に着く。空港内で昼食を取り、13時30分発AF1530でパリCDG空港に17時着。
CDG空港を19時30分発AF0280で成田空港へ向けて出発。、21日14時20分無事成田空港に到着。成田エクスプレスで帰る。






おわりに
北イタリアの湖水地方、トスカーナなど中部地方、リヴィエラ海岸のチンクエテッレ、ミラノ近郷のパヴィアの修道院などを巡りました。ミラノ、ローマなどの大都市は外し小規模な市町村ばかりですが、それだけに中世そのままの町並みや変化にとんだ風景などを楽しむことが出来ました。美也子が初日に手首を骨折したり、最後になって腹具合が悪くなったほかは大したトラブルもなく快適な旅を楽しめました。