はじめに
2014年10月9日から20日、スペインのドライヴ旅行を楽しんだ。現地の1日目 古都トレド、コンスエグラの風車の丘を巡ってハエンで1泊。2日目アルハンブラ宮殿を中心にグラナダ。3日目地中海沿岸のサロブレーニャ、ネルハからカサレス、ロンダ。4日目サハラ・デ・ラ・シェラ、アルコス・デ・ラ・フロンテラの二つの白い町を回った後、セヴィリャに1泊。5日目セヴィリャの残りを回った後、北上して小ローマのメリダを回ってカセレスに1泊。6日目カセレス、トルヒーリョ観光の後、アヴィラで1泊。7日目セゴヴィア、ラ・グランハ・デ・イルデフォンソ王宮を巡り、サラゴサ近郷のモナステリオ・デ・ピエドラ自然公園内のホテルに1泊。8日目、モナステリオ・デ・ピエドラ自然公園、ロアーレ城、ラ・マロスの赤い岩、アインサを巡ってカルドナのパラドールに1泊。9日目カルドナ城、サン・ホアン・デ・レ・アバデッセ、ベルサ、サント・ペレ・デ・ローデ修道院、サン・ポート・デ・ラ・セレバ、カダクエ、バルセロナを回る。10日目バルセロナのガウディの作品、カタルーニャ美術館を回った。朝は一番に朝食を済ませて出発、夕方宿に入るという強行軍で目いっぱい歩き回った。旅行の内容を絵と写真を主に絵日記にまとめた。

1.一日目(10月10日(金)、トレド、コンスエグラ、ハエン
羽田空港22時15分発のエール・フランス機で10日4時パリCDG空港着。プレミアムラウンジで休憩。朝食の用意があったので頂く。CDG空港7時15分発のAF1000で9時20分マドリード、バラハス空港着。エイヴィスのカウンターが混んでいて手続きに時間がかかり11時30分出発。あいにくの雨。空港から出るルートが分からず時間をロス。







トレド
マドリードの南71km、タホ川に3方を囲まれた丘の上にあり、旧市街全域が世界遺産。ローマ時代には城塞都市だったが、6世紀に西ゴート王国の首都となって発展。711年イスラム教徒によって征服され、さらにレコンキスタの流れの中で1085年アルフォンソ6世によって再征服されカスティーリャ王国の首都となった。トレドの文化はキリスト教、イスラム教、ユダヤ教それぞれの文化を融合させることによって形作られた。ヨーロッパで最大級の史跡遺産が集まる古都。
町の東側、アルカンタラ橋近くの駐車場は満杯で駐車できず、タホ川沿いの南岸のミラドールデルバイエという展望台へ行き、旧市街を一望する。





サン・マルティン橋の傍に路上駐車。トレド旧市街を描いた水彩スケッチはここからの眺め。もう一つの水彩スケッチはサン・マルティン橋を外の門から内の門へ向かって描いた。内の門には紋章が掲げられ堂々としたもの。




橋を渡って公園から続く路地を進むとサン・ファン・デ・ロス・レイエス教会前の広場に出る。左手にカンブロン門が見える。
サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会は1476年のトロの戦いでポルトガル軍に勝利したことを記念してカトリック両王が建設した。ゴシックとムルデハ様式をミックスしたイサベル様式で、内部の彫刻が素晴らしいとのこと。修道院も様々な様式が調和しているとのことだが時間の関係でパス。






先へ進むと古い立派な邸宅にアンティークなどの店が入った建物や美術館建物などがあり興味深い。さらに進むとサント・トメ教会がある。



サント・トメ教会はムルデハ様式の塔を持ち、エル・グレコの傑作「オルガス伯爵の埋葬」を所蔵することで有名。教会の横に作品の一部を切り取った写真撮影用の顔出し看板が立っていた。



先に進むと大聖堂と大司教館の渡り廊下が見えてくる。この辺り刀剣商が多い。これを潜ると市庁舎広場に出る。広場を囲んで大聖堂、大司教館、市庁舎が立っている。広場の池は青銅のアートが覆い、水面はわずか






大聖堂はフェルナンド3世の命により1226年に建設が始められ、1493年に完成したスペイン・ゴシック様式の建物。その後時代に応じて増改築され、オリジナルの部分は少なくなっている。



内部に入って進むと左手奥に宝物室がある。16世紀初頭のエンリケ・アルファによる総重量200kgに及ぶ金、銀、宝石などで細工された高さ3mに及ぶ聖体顕示台が置かれている。祭日にはこれを担いで練り歩くそうだ。



回廊には15世紀に描かれたキリストの生誕と情熱を示すフレスコ画がある。
回廊の奥にサン・プレイス礼拝堂があり、リブアーチの天井のブルーがきれい。古いフレスコ画が残っている。中庭には結構大きな樹が植えられている。



本堂中央に聖歌隊席があり、祭壇奥にはキリストの生涯を描いた祭壇装飾衝立がある。祭壇裏のトランスバレンテには天窓からの光りが降り注いでいる。聖具室にはエルグレコなどの作品が飾られている。









内陣の背後には新帝王たちの礼拝堂、サンティアゴ礼拝堂、サン・イルデフォンソ礼拝堂、教会参事会会議室などが並んでいる。



大聖堂の拝観を終わり、サント・トメ教会、エルグレコ美術館の前を通って駐車場に戻る。
ラ・マンチャの平原をコンスグエラ目指して走る。丘の上に古城などが見える。



コンスグエラ
コンスグエラは丘の麓にある小さな町で、11基の風車とアラブの城塞が丘の尾根に沿ってきれいに並んでいる。平原の独立した丘なので周囲の見晴らしは素晴らしい。



仁たちが一番奥の風車まで歩いていくというので、その間一人で城塞を見学する。屋上から尾根に沿って並ぶ9基の風車群の眺めがすばらしい。パステル画はこれを描いた。展示などもなかなか面白くつい時間を取ってしまい、戻って来た仁たちを待たせてしまった。













ハエン
マドリードの南約530kmに位置する。アンダルシア州ハエン県の県都。ローマ時代から古代都市として発展し、イスラム統治下を経て、レコンキスタ後の13世紀には小王国として繁栄した。市街地の丘の上に建つサンタ・カタリーナ城の一部を利用したパラドール・デ・ハエンにチェックイン。パラドールは古城などの歴史的建物を一流ホテルとして改装した国営ホテルで人気が高い。
夕食前、閉館直前のサンタ・カタリーナ城を見学。パラドールの食堂で夕食を摂る。
























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