2022年越後妻有トリエンナーレ 2

2.二日目 5月5日(木):秋山郷、津南エリア、清津

二日目行程

 朝食を済ませ、チェックアウト後構内を散策。グラウンドはまだ一面の雪。9時15分出発。

ニュー・グリンピア津南        ニュー・グリンピア津南、庭     ニュー・グリンピア津南、流れ

 折角ニュー・グリンピア津南まで来たので秘境秋山郷を目指す。うねうねとくねる山道を下り、国道405に出て南に向かう。しばらく行くと見玉公園がある。展望台からは中津川柱状節理と石落としが眺められる。

見玉公園                 見玉公園              中津川柱状節理と石落とし

 見玉公園の近くに見玉不動尊がある。時節には結構な参拝客があると見えて駐車場、産地直売所の他、土産物屋も2軒ほどある。参道の左右一対の灯篭の形が面白い。仁王門の上の参道カスケードが見事。本堂は修復中。10時20分出発。

土産物屋の店先                  参道                    灯篭、右
灯篭、左                      仁王門                仁王門の展示
仁王門横のカスケード              手洗い場                    禊場?

 ヴューポイントの猿飛橋で写真を撮る。橋の袂に白龍神の社がある。

猿飛橋から上流を望む           猿飛橋から下流を望む               白龍神の社

 秋山郷結東温泉カタクリの宿:廃校を1993年宿泊施設としてリニュウーアル。M076妻有双六:原倫太郎+原游、2021年。誰でも遊べる双六を体育館にオープン。

カタクリの宿                  M076妻有双六             カラフルな卓球台

 近くの見倉橋へ向かう。じゃまくら石公園脇の駐車場には桜が満開。坂道を下って木 造の吊橋に出る。映画のロケ地にもなったという。

駐車場                   見倉橋                    中津川の流れ

 前倉橋。溶結凝灰岩の露頭が見える。少し先に進んだところで見晴らしの良い場所があり、微妙に変化する新緑が美しい。

前倉橋                  中津渓谷。奥は苗場山?     微妙に変化する新緑が美しい。

 天池。山の静かな池。正面に鳥甲山が見える。蓮、水連が根こそぎ盗まれたという。12時30分出発。

天池               天池。正面:鳥甲山              天池。白樺の木が多い。

 秋山郷のどん詰まりが切明温泉。雑魚川と魚野川の合流点にある。切明発電所が対岸にあり、魚野川の河原に源泉湧出地があるとのことで、そちらへ向かうらしい人がいた。橋から下流を眺めると夫婦滝が見える。

中津川。正面左手:夫婦滝             魚野川              切明発電所と雑魚川

 引き返してニュー・グリンピア津南と反対側の河岸段丘に登り龍ヶ窪温泉へ。M079廃材水族館:龍ヶ窪:加治聖哉、2022年。龍ヶ窪温泉、竜神の館の地下ゲートボール場に、廃材に新しい価値を与え、新たな命へと昇華させた水族館。見ごたえがある。

タカアシガニ                  タカアシガニ                小魚の群れ
小魚の群れ                     サメ                     サメ

 すぐそばの龍ヶ窪へ行く。全国名水百選。一昼夜で池の全量以上が入れ替わるという。水は冷たくて美味しい。まだ雪が残っていて池の周囲は回れない。

龍ヶ窪神社                    龍ヶ窪                     名水

 県道251,238を経て国道117にでたところで信濃川を渡るとM052越後妻有「上郷グローブ座」:2015年がある。旧上郷中学校の校舎を利用したもの。「上郷グローブ座」はイベントのある時だけ開かれる。旧校舎の中に二つの作品がある。M068シネマ上郷:カン・タムラ(米/日)、2021-22年。越後妻有の四季の映像作品を上映するミニシアター。M063上郷バンド-四季の歌:ニコラ・ダロ(仏)、2018年。古民家をかたどった舞台で動物の姿をした自動人形が演奏する。

 校庭の入り口にM065香港ハウス:イップ・チュンハン(香港)、2018年が建っている。香港との恒常的な文化交流拠点となる滞在制作室兼ギャラリー施設。内部の展示はM077自然。対話。:アナザーマウンテン(香港)、2022年。「生命の器」と「神様の絵」で構成された、インスタレーション、写真、プロジェクションなどの表現を用いた作品。

M068シネマ上郷           M063上郷バンドー四季の歌            M077自然。対話。

 16時30分からの予約を入れてあるので国道117、365経由で清津峡へ急ぐ。N079Tunnel of Light:マ・ヤンソン/MADアーキテクツ(中)、2018年は全長750mの清津峡トンネルを潜水艦に見立て、トンネル内部全体とエントランス施設をアート空間へとリニューアルした。エントランス施設[ペリスコープ(潜望鏡)]は2階に足湯があり、温泉に足を浸しながら頭上を眺めると清津峡の景色が鏡に反射して差し込む。「Flow」、2021年は清津峡の激しい流れが流れ込んでくるように壁と床を黒と白のストライプで覆った。「見えない泡」は鏡面仕上げの有機的形状のトイレ。「しずく」は湾曲した壁にちりばめられた露のしずくのような鏡が、外の風景を反射しながら内部に取り込む。「パノラマステーション{ライトケーブ(光の洞窟)}」清津峡の景観を反転して映す「水盤鏡」が幻想的な眺めを作り出す。

エントランス施設[ペリスコープ(潜望鏡)]   「Flow」と「見えない泡」   「Flow」と「見えない泡」
清津峡、雪渓                   清津峡                  「しずく」
「しずく」         清津峡、柱状節理     「パノラマステーション{ライトケーブ(光の洞窟)}」

 塩沢・石打PAを17時40分出発。19時高崎のレンターカーに到着。

 高崎駅ビルの鳥飯「登利平」で夕食。

鳥追い定食                 焼き鳥盛り合わせ                 鶏唐揚げ

 21時22分の列車を20時26分発のはくたかに変更、東京での乗り継ぎもスムーズでよかった。