9.九日目(5月10日(土))、ケーニヒ湖
朝起きたら山がピンクに染まっている。感激してスケッチ。時間節約のため朝食前にチェックアウトし、7時30分からの朝食を済ませて8時5分に出発。
ケーニヒ湖
8時30分始発の遊覧船に乗る。結構行列が出来ている。ケーニヒ湖は険しい山々に囲まれてフィヨルドのような細長い湖。岩壁が迫る辺りで船を止め、船員がトランペットを吹いて周りの岩山にこだまするのを聞かせてくれる。
「聖バルトロメー」の埠頭で下船、聖バルトロメー修道院を見て回る。写真などでおなじみの風景だが期待していたほどでもない。敷地の奥の方には農作業などのための付属施設群があるが今は使われていないようだ。
船に乗って湖の一番奥の「サレート」で下船。歩いてオーバー湖へ。山に囲まれた静かな湖で正面の高い山の中腹から大きな滝が流れ落ちるのが見える。引き返し、舟でケーニヒ湖の船着き場に戻る。船着き場の周りに舟屋が並ぶ風景はちょっと丹後半島の伊根を思い出させる。土産に松ぼっくりをかぶった人形や木工のおもちゃを買う。
トラブル発生
次の目的地に向かう途中、パンク。近くに見つけたメルセデスの看板に入ったら洗車場。受付の婆さんは英語が不自由で、対応できないと断られる。洗車に来ていた人に応援を求めたら、英語が十分通じないが、事情を察して店の女性にADAC(日本のJAF相当)に電話するように頼んでくれる。なかなか電話が通じなかったが、やっと1時間後に来てくれるとのこと。思ったより早く、30分ほどでADACが到着、スペアタイヤを装着してくれる。スペアタイヤだと100km/h以上 出すと危ないと言うので、本タイヤに取り換えてもらうにはどうしたら良いか相談したら、レンタカーのAVISに電話してザルツブルグの空港のAVISで車を取り替えてくれることになる。親切な修理工で途中まで道案内してくれ、最後は小さなテディベアをくれてバイバイ。
ザルツブルグでは10~12日は祝日で13日にならないとタイヤ交換はできないと言う。オートマの車が無く他の車に変えることもできない。たまたま今日ミュンヒェンに行くと言ったら、ミュンヒェンに行ったら他の車ととりかえてもらえるように相手と電話で話を付けてくれる。
ミュンヒェン空港のAVISのカウンターでやっと他の車の鍵をもらい指定の場所に行ったがなかなか見つからなず手間取ったり、駐車場を出る段になって料金カードが見つからずひと騒動。やっとカードを見つけて駐車場を出、走り出したら曲がるところを間違えて空港に逆戻り。さらにシートベルト着用のアラームが鳴りやまず、そのうち音が小さくなったので、そのままホテルに着いたが、やはり気になるので、明日、空港のAVISに行って見てもらうことにする。パンク騒ぎで午後の予定はすべてパー。
ミュンヒェン郊外のゴールデンチューリップ・ホテル・オリンプ泊。